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PROJECT
01
デザインから物流までの課題をクリアし、
ハウスメーカー向けの新商品を開発。

CHAPTER
01
スタイリッシュで洗練されたデザインに。大手ハウスメーカーのお客様が注目。

私がこれまでに携わった案件の中で、最も印象に残っているのは大手ハウスメーカー向けのガラス製手すり開発プロジェクトです。当社ではガラス素材を使った建材を多く手がけていますが、ガラス製手すりもその一つです。この商品の開発は、当社が建材の展示会にマンション用のガラス製手すりを出品した際、大手ハウスメーカーのお客様から戸建住宅用に活用したいという問い合わせがあったことからスタートしました。
一般のガラス製手すりは、ガラスの四方を金属フレームで固定したものを連結させる構造になっていますが、当社の商品はガラスの上下だけにフレームがあるためつなぎ目が目立たず、開放的でスタイリッシュなデザインになっていることが特徴です。しかしマンション用と戸建住宅用では求められる仕様や施工方法も異なるので、そのまま流用することはできません。そこで社内にプロジェクトチームを立ち上げ、開発に着手しました。

CHAPTER
02
戸建住宅向けの仕様・
デザインから施工方法まで
細部にわたり検討。

大規模建築であるマンション用の商品を戸建住宅用にモデルチェンジするためには、デザインや仕様、強度や耐久性、安全性、コスト、物流のスキーム、施工方法など検討すべき課題は山のようにありました。デザイン面では商品単体としてではなく住宅の外観とマッチすることを第一に考えました。また強度や耐久性はもちろんメンテナンス性を向上させるために、特殊なコーティングや光触媒でクリーニング効果のある皮膜を施した素材も提案しました。
さらにお客様の住宅商品は工場生産なので、お客様の工場へ直接納入するための物流体制も整備しました。その中には、輸送中に商品の破損や傷を防ぐための梱包資材や梱包方法などの検討も含まれています。そして、現場で取付をする大工さんのために独自の施工マニュアルも作成し、短時間で取り付けられるよう施工性を工夫するだけでなく、取り付けた後の現場の外観にも配慮しました。このほか、試作品を住宅展示場のモデル住宅に設置してユーザーの評価を確かめるなど、さまざまな取り組みを続けた結果、商品化が決まりました。

CHAPTER
03
お客様の住宅の進化とともに
ガラス製手すりの
バリエーションも多様化。

当初は限られた商品構成でスタートしましたが、お客様の住宅商品にはさまざまなシリーズがあります。同じシリーズの住宅でも施主のニーズに応えるには、デザインやカラーなど多様なバリエーションが求められるため、社内では「開発して終わり」ではなく次々と新たな商品を生み出しています。お客様の住宅がモデルチェンジすればそれに対応した商品を開発していくので、このプロジェクトに終わりはありません。この仕事の魅力は、自分たちの手がけた商品が形となり、住宅の一部としてデザインや機能面で評価されていることです。当社のガラス製手すりは、オプションの一つとしてお客様のWebカタログにも紹介されています。また同社の住宅CMで、当社の商品を設置した建物が映ることもあります。そんなときはモノづくりの醍醐味を実感できますね。商社の仕事というと、商材を仕入れて納入するだけというイメージがあるかもしれませんが、当社にはモノづくりに携わる機会がたくさんあります。

CHAPTER
04
小さなビジネスを
事業の柱として
育てていく面白さ。

お客様からの問い合わせに応えるために手探りで始まったプロジェクトでしたが、商品バリエーションの拡大とともに当社の商品を選んでいただけるお施主様も年々増加し、今では建材・住設分野の事業の柱の一つとして大きく成長しました。最初は小さな規模からスタートした事業ですが、社内の仲間と試行錯誤しながら大きなビジネスに育てられたことに大きなやりがいを感じています。
なお、この商品はすべてオーダーメイドで1件ずつ仕様がことなることから、受注から発送までの手配が複雑になります。とくに品番が増えていくとミスも起こりやすくなります。そこで直近の取組みとして、受発注のシステム化を図りました。これにより、パートスタッフでも間違いのない手配ができるようにしました。
私は現在、部長として事業の進捗や人材の育成も担っています。マネジメント業務に携わることが増えてきましたが、お客様の要望に応えられた時の達成感や事業を育てていく手応えが好きなので、まだまだプレイングマネージャーとして自ら新たなビジネスにもチャレンジしていきたいですね。
INTERVIEWEE
S.Amano
営業3部 部長
2015年入社
立命館大学 理工学部 卒
入社後はさまざまな部署を経験し、ガラス製手すりのプロジェクトにも参加。入社4年目に結婚し、現在は妻と子供2人の4人暮らし。休日は家族サービスが中心で、子供たちの成長が仕事のモチベーションとなっている。趣味は映画観賞で、一番好きな作品は「バック・トゥ・ザ・フューチャー PART2」。
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