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PROJECT
03
大型ショッピングモールのシンボルに、
地域に親しまれたステンドグラスを再生。

CHAPTER
01
営業が受注した案件を引き継ぎ、
材料発注や人員手配などで
ガラス施工を管理。

私は入社以来、営業が受注した案件の現場担当者としてゼネコンなどのお客様に対応するほか、現場に必要な資材の発注や搬入の段取り、職人さんの手配などを手がけています。常に複数の案件を同時進行で担当しているので大変ですが、これまでに新築マンションやオフィスビル、自動車ディーラーのショールームなど多くの現場を経験しました。
入社2年目に担当したのが、あるショッピングモールでした。この建物は地域で40年以上の歴史があった商業施設の跡地に建設されるもので、完成後は大手スーパーや数多くの専門店、フードコート、エンターテイメント施設が入る巨大ショッピングモールになります。
この案件には、これまでに経験したことがないステンドグラスの設置という特殊な工程がありました。このステンドグラスは以前の商業施設のシンボルとして親しまれていたものですが、新たな施設のコンセプトにそれを地域の記憶として継承するという意図があったからです。

CHAPTER
02
まず現場を確認し、部材の搬入経路や施工の流れを予測。

私が最初に行ったのは、まず現場を確認することでした。建物によっては部材を搬入するときに大型の車両だと入れないこともあります。また建設前は搬入経路が確保されていても、工事が進むと入れなくなってしまうこともあるので、建物工事の進行に合わせたガラス施工の流れを予測し、職人さんの手配などを行っていきました。
こうした規模の大きな案件では使用する部材や施工箇所が多いため、さまざまな調整が必要です。全体の工程のズレで予定していたガラス施工ができなかったり、急な施工依頼に対応するため段取り調整に振り回されたこともありました。現場では多くの関係者と打ち合わせがあったので、対人能力という点ではかなり鍛えられましたね。また、無理な要望には「できないことはできない」とはっきり伝えることの大切さも学びました。

CHAPTER
03
限られた期間内で、解体されていたステンドグラスをデザインどおりに再構築。

建物全体のガラス施工が進む中で、ステンドグラスの設置も始まりました。以前のステンドグラスは、パーツごとに解体しナンバリングされて保管されていました。今回の設置ではサイズやデザインの一部変更があったため、手を加える必要があるパーツは業者に加工や切断を依頼して準備。また、工期は足場を取り外すまでの1週間程度という制約がありました。
ステンドグラス自体は何十年も前に製作されたものなので、取り扱いには十分な注意が必要です。今回の施工では一番気をつかいました。職人さんたちの手で各パーツが一枚ずつていねいに取り付けられ、大きなトラブルもなく全体ができあがったときは安堵の気持ちでいっぱいでした。このステンドグラスは長年にわたって人々に親しまれてきたため、その再生は新聞やネット記事でも取り上げられ大きな話題になりました。自分が携わった仕事に注目が集まったことは誇らしかったですね。

CHAPTER
04
地域のシンボルやランドマークと
なる建築物に携われることが
仕事のやりがい。

この大型ショッピングモールを手がけていた時期に、ある新築オフィスビルの案件も担当していました。そのオフィスビルは工期の調整が難しい案件だったため、現場を二つ同時に管理するのに苦労しました。しかし、難しい状況を経験したことで物事に優先順位をつけられるようになり、突発的なことにも柔軟に対応できるようになったような気がします。
私の仕事は、単純なガラスの入れ替えから規模の大きな現場までさまざまですが、今回の大型ショッピングモールのように地域のシンボルやランドマークとなるような建物に携われることが仕事のやりがいです。現在は、名古屋中心地にある百貨店の跡地に建設される複合商業施設を担当していますが、案件の規模の大小に関わらず経験から学んだことを活かして、これからも施工の品質や安全、そして当社に対する信頼性の向上に努めていきたいですね。
INTERVIEWEE
D.Furusho
開発2部 総合職
2020年入社
至学館大学 健康科学部 卒
入社後は、現場を担当する技術営業としてゼネコンやガラスの販売工務店などのお客様に対応。さまざまな現場を経験することで施工の知識や調整能力が身につき成長の手応えを感じている。小学校のころからサッカーをしており、休日にはフットサルやゴルフなどで体を動かすことで気持ちをリフレッシュしている。
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